極上品というランクは、時間の経過を感じさせない状態を指す。
キルティングライナー 中古極上品。肩幅45cm、身幅56cm、袖丈55cm、身丈75cm。M-65フィールドジャケットの裏地として使われていたキルティング製ライナーで、中古ながら状態は極めて良好な一枚だ。
裏地から主役への転身
本来はジャケットの内側に収まる脇役の部品だったが、軽量で暖かいという特性そのものが評価され、単体で着るライナージャケットとして独立した人気を得るようになった。裏方の道具が表舞台に立つ——脇役が主役になった好例だ。
菱形キルティングの縫製
生地の中に中綿を封じ込め、菱形に縫い留める加工がキルティングの基本構造。縫い目が偏りを防ぎ、洗濯を重ねても綿が片寄らない耐久性を持つ。肩幅45cm、身丈75cmという寸法は、ベトナム戦争当時の米陸軍兵士の標準体型のジャケットの下に無理なく収まる余裕を持たせた設計だ。
中古なのに、なぜ極上なのか
M-65本体に比べ、ライナーは着脱式ゆえに単独で保管されることが多く、摩耗の少ない個体が残りやすい。この一枚も、そうした幸運な保存状態の証だろう!











