1965年、陸軍が野戦着に選んだ形。
M65(M-65 Field Jacket)は、1965年に米陸軍が制式採用した野戦用のジャケットである。名称の『65』はそのまま採用年を指す。コットン地にオリーブドラブ(OD)の深い発色、前身のM-51・M-43から続く系譜を引き継ぎながら、ボタン留めのウィンドフラップと襟に収納されたフードなど細部を一新した一着だ。サイズ48、肩幅49cm・身幅59cm・袖丈62cm・身丈85cm。中古良品、ボタンにこすれがある程度で状態は良い。
ベトナムから映画の中へ
ベトナム戦争を通じて長く現場に立ち続け、80年代以降も払い下げ品として広く出回った。映画『タクシードライバー』でロバート・デ・ニーロが着た一着として知られ、この形が軍を離れてストリートファッションの定番になるきっかけともなった。ドローコードで絞れる裾と袖口、前面4つのポケット——機能はどれも野戦での実用から逆算されている。
48という寸法が語るもの
肩幅49cm、身丈85cmという寸法は、標準よりゆったりした体格向けのサイズだ。ボタン部分にこすれが見られるが、生地のハリや色味は当時のまま。使われた形跡があるからこそ、実物としての説得力がある。
















