夜に紛れるための、無地の一着
BDU JACKET(BLACK 375)、サイズS-S。米軍の特殊部隊で使用されていたジャケットとして扱われてきた一着だ。肩幅42cm、身幅52cm、袖丈54cm、身丈72cm——寸法そのものが、実際に人の体を包んでいた記録である。
BDUという規格
BDU(Battle Dress Uniform)は1981年に米陸軍規則AR670-1で制式化された野戦服の系譜であり、2005年前後にACU(Army Combat Uniform)へ置き換わるまで、20年以上にわたり米軍の標準ユニフォームとして使われ続けた。
黒という異色
野戦服の大半は迷彩柄だが、BLACK 375は無地の黒だ。夜間任務や、通常の森林迷彩とは異なる運用環境を想定した選択であり、機能性と耐久性を優先した裁断はそのままに、色だけが際立つ一着になっている。
少しの汚れが語ること
中古良品として残るこの一着には、わずかな汚れがある。それは特殊部隊という言葉が持つ緊張感を、今にそのまま伝える痕跡だ——それ以上でも以下でもない。









