海の作業着、ネイビーブルーの一着。
作業着だ、飾りはない。U.S.ネイビー ユーティリティージャケット、サイズ40R。肩幅42cm・身幅56cm・袖丈59cm・身丈73cmに仕立てられた、海軍の作業用ジャケットである。
デンガリーと呼ばれた作業服
米海軍(USN)の水兵は長らく、通称『デンガリー』と呼ばれる綿製の作業服を着用してきた。艦内の油や汚れに強く、洗濯にも耐える丈夫な生地は、甲板作業から機関室の整備まで幅広く使われてきた実用着だ。第二次大戦期から続くこの作業服の系譜は、後の世代の海軍作業服にも通じる思想である。
シンプルであることの強さ
ボタン留めの前立てにパッチポケットのみという飾り気のない作り。装飾を削ぎ落とした分、破れにくく修理もしやすい——現場の理屈で完成した一着と言える。
新品で残った理由
折り目は鋭い。支給されながら実際には着用されずに終わった個体なのだろう。工場から出たそのままの姿を伝えている!







