襟を立てれば、それだけで表情が変わる一着。
ミリタリーフィールドジャケット、サイズ不明の中古品。肩幅43cm・身幅52cm・袖丈60cm・身丈68cm。米陸軍で使用されたフィールドジャケットで、襟はボタンで立てられる仕様、ポケットは小物を入れやすい大ぶりな作りになっている。
フィールドジャケットという系譜
米陸軍のフィールドジャケットは、第二次大戦期のM-41から戦後のM-51、そして1965年制式のM-65へと、寒暖差や作戦地に合わせて改良が重ねられてきた。襟を立てるボタン留めの構造や大型のカーゴポケットは、この系譜に共通する定番の意匠だ——時代が変わっても発想は受け継がれている。
サイズ不明という手がかりの薄さ
タグが読み取れないほど摩耗しているのか、そもそも表記自体が失われているのか。実寸を測るしかない一着で、肩幅43cmというコンパクトな採寸から、比較的小柄な体格向けだったとうかがえる。
型式を特定できないもどかしさも、放出品ならではの現実だ〜それでも大きなポケットと立てられる襟には、実用一辺倒の軍用ジャケットらしい骨格が残っている。









