小柄な体格に合わせた、S-Sという規格。
M65(M-65 Field Jacket)、サイズS-S。肩幅46cm・身幅58cm・袖丈59cm・身丈73cmと、標準よりコンパクトな寸法で仕立てられている。1965年に米陸軍が採用した野戦ジャケットの中でも、小柄な体格向けに用意された一着だ。中古良品、シミがあるがライナー付き。
軍を離れてからのほうが有名な形
この形は軍を離れてからのほうが有名かもしれない。映画『タクシードライバー』でロバート・デ・ニーロが着用した一着として知られ、以後もストリートやミリタリーファッションの定番として復刻が繰り返されてきた。だが実物が持つ生地の厚みと縫製の粗さは、複製では再現しきれない部分だ——ベトナム戦争の現場から続く、本物の重みである。
小さいサイズほど数が少ない
小さいサイズは実は流通量が少ない——大柄な兵士向けの規格が中心だった時代、S-Sは限られた体格の者にしか支給されなかったサイズである。
シミが語る、着られた記憶
シミという使用痕を含めて、この一着は当時の現場をそのまま持ち帰ってきた個体だ。飾らない、正直な一着である。












