厚手の綿が語る、支給品の存在感
米軍のOD(オリーブドラブ)Tシャツ、サイズM。戦闘服の下に重ねる肌着として、あるいは訓練時の単独の表着として使われた実物である。コード0539。中古品としては比較的状態が保たれている一枚だ。地味だが、良品〜。
肌着でありながら表着でもある
米軍のユーティリティ制服OG-107の一部として支給されたこのTシャツは、上着の下に着る肌着でありながら、暑い気候では単独で表着になった。沖縄も嘉手納をはじめ米軍施設が集中する土地柄、こうした放出品は古くから地元の店に流れてきた歴史がある。理由がある緑だ。
生地の厚みが違う
市販のカットソーとは編み立てが違い、厚手でしっかりしたコットンニット。だからこそ型崩れしにくく、数十年前の一枚でも生地としての骨格を保っている。ベトナム戦争期の写真資料にも、この手のTシャツ姿の兵士が繰り返し登場する。生地が違う!
地味な一枚の価値
迷彩でも徽章付きでもない、ただのTシャツ。だからこそ見過ごされがちだが、実物のOD Tシャツは年々市場から減っている。派手さのない実用品ほど、後になって希少になるものだ。









