同じ型番のパックでも、二つとして同じ個体はない。
縦約21cm・横約25cm・奥行き約15cmの小型フィールドパック、新品・未使用。638番の個体と規格は同一だが、こちらは製造ロットの違う一本として届いた。米軍(US・ALICE規格)の装備は、こうして同型が複数まとまって放出されることが多い。
量産品という前提
軍の装備は一人で作られるものではない。契約工場が仕様書どおりに大量生産する——それが軍需品の基本だ。ロットが違う。縫製のクセや生地の色味が微妙に違っても、規格上は「同じ型」として扱われるのがミリタリー装備の面白いところである。
ベルトとフレームありきの設計
パック本体だけでは半分の機能しか発揮しない。単体では不完全。ピストルベルトやアウターフレームと組み合わせて初めて背負えるよう設計されており、装備一式として組んだ時にその合理性が分かる仕組みだ。
二本並んだ意味
同型が複数出てくること自体、当時どれだけの数量が調達・保管されていたかを物語る。量の記録。一本だけでは分からない量産の規模を、こうして並んだ二本が教えてくれる!コレクターの間では、同ロットの複数個体が揃って出てくること自体が、当時の調達数を裏付ける手がかりとして扱われる。






