陽に灼けた緑、これも記録の一部
全体的に色あせの出たOD(オリーブドラブ)Tシャツ、サイズM。洗濯と日光にさらされた分だけ緑が薄れた、まさに使用感そのものの一枚だ。色は正直だ〜。
色が抜けるのには理由がある
染料は綿という天然繊維に定着させたものである以上、紫外線と洗剤の力には勝てない。オリジナルの濃いオリーブドラブが黄味を帯びた淡緑へと変化していく――これは劣化ではなく、使われた年月そのものの記録だ。複製品には絶対に再現できない表情である。時間の色だ!
OG-107体系の一員として
この緑は米陸軍のユーティリティ制服OG-107の色調と同じ系統。1950年代の制式化から70年代のベトナム戦争を経て、80年代のウッドランド迷彩導入まで、米兵の日常着だった色だ。当時の写真では、色あせの進んだ個体ほど長く現場で使われた証として写っている。
均一でないからこその価値
ムラのある退色は、工業製品としては欠点扱いされるかもしれない。だがミリタリー実物においては、この不均一さこそが本物の証明になる。ムラも味だ。








