手榴弾を運ぶ三つのポケット
US 3連 グレネードポーチは、手榴弾を携行するための3ポケット式ポーチである。CARRIER GRENADE 3 POCKET DSA 100-71-C-0213というナム戦期のコットン製で、縦約26cm×幅約17cm、ポケット1つの内径は幅約15cm×高さ約6cm×奥行約5cmとなっている。
戦場で武器を分散して運ぶ
手榴弾のような装備は、一箇所にまとめず身体に分散して携行することが基本とされる。3つに分かれたポケット構造は、取り出しやすさと安全性を両立させるための工夫であり、ベトナム戦争期のコットン製装備に共通する実用思想が反映されている。
作りと質感
新品・未使用のため、コットン生地の張りとポケットの型崩れのなさが際立っている。DSA(Defense Supply Agency)の契約番号が刻まれた点も、実際に軍需契約のもとで製造された品であることを示している。
いま、遺産として
ナム戦当時のまま未使用で残ったこのポーチは、量産された装備の中でも状態の良さで希少性を持つ一点である。手榴弾を運んだはずのポケットは、今はサングラスが収まりそうな静かな入れ物として残っている。






