同じ36でもRの一文字が、丈の長さを決めていた。
ユーティリティーシャツ、サイズ36R・中古良品。肩幅46cm・身幅56cm・袖丈58cm・身丈72cm。柔らかく動きやすい生地は、普段着や作業着としても重宝された。
Rの意味するもの
米陸軍の被服サイズ表記におけるRはレギュラー丈を意味し、S(ショート)やL(ロング)との違いで身丈や袖丈を調整していた。36Rは胸囲36インチ・標準丈という組み合わせで、当時最も生産数が多かった標準的な号数の一つとされる。
OG-107規格という共通項
この系統のシャツはOG-107というオリーブグリーンの色番号で統一され、トラウザーズやジャケットと同じ生地・同じ色調で揃えられていた。上下で色が揃うことは、軍の被服調達における合理化の象徴でもある——同じ生地を使い回す発想が、コストを抑えた。
サイズ表記の一文字にまで意味がある〜丈の長さひとつにも、量産の理屈が透けて見える。









