訓練着という名の日常着
米軍放出のOD(オリーブドラブ)Tシャツ、サイズM。訓練用に支給された実物で、戦闘服の下にも、単独の作業着としても着られた一枚である。コード0530。飾りなし〜。
「訓練着」の実態
軍隊における「訓練着」とは、決して軽装備の意味ではない。演習場を走り、匍匐前進をし、汗を吸い続ける――日常のあらゆる負荷を受け止める前提で設計されている。だからこそ市販品より頑丈な編み立てのコットンニットが選ばれた。負荷に耐える一枚だ。
OD色の由来
オリーブドラブという色名自体は米軍の伝統色で、20世紀を通じて陸軍の基本カラーであり続けた。ユーティリティ制服OG-107の107番という数字は、単なる色見本表の通し番号にすぎないが、この緑がベトナム戦争期の米軍そのものを象徴する色になった。象徴だ!
地味だが芯のある一枚
迷彩でも装飾でもない、飾り気のなさこそがこの一枚の性格だ。実用一辺倒だったモノほど、時間が経つと逆に語ることが増える。面白いものだ。









