野戦装備の一部として
横約13cm、縦約13cm、幅約6cmのこのケースは、赤十字を思わせるメディカルマークが施され、一目で用途がわかるようになっている。背面にはアリスクリップが備わり、装備一式にそのまま吊り下げて携行できる。
アリスクリップという発想
アリスクリップは、パックやベルトへワンタッチで着脱できる金具で、緊急時に手早く取り外して使うことを想定した設計だ。ケース単体でも、装備全体の一部として機能することがわかる。
作りと質感
中身は失われているが、外装の作りはしっかりしており、留め具の噛み合わせも良好だ。使用による傷は当時の携行の記憶を留めている。
いま、遺産として
中身のない今だからこそ、ケースそのものの設計意図に目が向く。マークとクリップという二つの工夫が、実戦での使いやすさを物語っている。

















