錆びた金具にも、まだ仕事はできる。
アリスパック ショルダー・フレーム付きの実物。金具にサビ、生地に破れがある——状態を偽らずそのまま並べた一品だ。
アルミフレームという発明
ALICEパックのフレームはアルミ製のチューブを溶接した骨組みで、荷重を肩ではなく腰と背中全体に分散させる設計になっている。軽い。ベトナム戦争期に使われた旧世代のM-1956/M-1961装具は綿と革が中心で耐久性に難があり、それを置き換える形で1973年にALICEが制式採用された。この構造は後のMOLLE世代のフレームにも受け継がれていく。
錆と破れが語る任務
フレームの金具に浮いた錆は、屋外での長期使用か保管環境の湿気を物語る。生地の破れも同様で、真新しいレプリカでは絶対に再現できない“使われた証拠”だ。実用品としてはやや難ありだが、記録としての価値は傷の分だけ増す!
修復か、保存か
生地は補修して使うこともできるが、あえて手を加えず当時のまま保存する選択肢もある。どちらを選ぶかは、次に手にする人次第だ。













