撃つ前提で作られた、実戦仕様の弾倉入れ
MOLLE IIマガジンポーチは、M16/M4系5.56mmライフルの弾倉を収める前提で設計された装備品だ。サイズは約22cm×18cm×8cm。新品未使用、フラップも締まったまま届いた個体である。PALSウェビングを持つプレートキャリアや弾帯に、ストラップを編み込んで固定する——それだけの、単純明快な装備だ。
なぜダブルポーチが標準になったか
ベトナム戦争期のALICE弾倉ポーチは1本用が主流だった。だがMOLLEでは2本収納が基本形になる。交戦時間の長期化と携行弾数の増加、その反映だ。フラップは面ファスナーとスナップの二重留め。内部には弾倉がガタつかないよう、仕切りが細かく縫い込まれている。
生地とモールド
表地は1000デニール前後のコーデュラナイロン。耐摩耗性を優先した厚手の織りである。新品ゆえに樹脂バックルの成形色も鮮やかで、経年で白化する前の状態がそのまま残っている。
映像の中のPALS
イラク・アフガニスタン戦以降のニュース映像、あるいはミリタリー系ゲームで見慣れたベスト表面のギザギザした帯——あれがPALSウェビングだ。マガジンポーチはその代表格。現代の歩兵装備を語るうえで外せない一点である。





