「15-32」という、二つの数字が語る採寸。
USMC カーキードレスシャツ(長袖)、サイズ表記は15-32。海兵隊の礼服用に仕立てられた長袖の一枚で、中古良品の状態を保っている。数字だけを見ても、その体格がじわりと伝わってくる。
15-32が示すもの
最初の15は首回りのインチ寸法、32は袖丈のインチ寸法——民間の高級ドレスシャツと同じ二軸表記だ。首回り約38cm・袖丈約81cmという計算になり、細身で腕の長い体格に合わせて仕立てられていたことが分かる。ここまで細かく合わせるとは、なかなかのこだわりだ。
ネクタイを締める前提の設計
長袖はサービスブラボーの礼装で使われ、ネクタイとタイクラスプを合わせて完成する。首回りをぴったり合わせる二軸採寸は、まさにこの用途のための仕組みだった。
数字だけが残る記録
着用者の名も部隊も分からないが、「15-32」という数字だけが、この一枚を着ていた人物の体格を今に伝えている。無口な記録、と呼びたくなる一枚だ。








