ほつれた脇の下、使われた証拠
米軍放出のOD(オリーブドラブ)Tシャツ。タグ上はサイズ不明の扱いだが、実寸は肩幅約44cm・袖丈約18cm・身幅約46cm・着丈約67cmでSに近い。脇下にほつれがある。コード0540。ほつれも証拠〜。
ほつれという傷み方
色あせとは違い、ほつれは縫製の糸そのものが緩んだ状態を指す。動作の多い脇下という部位は縫い目に負荷がかかりやすく、着用を重ねるほどこうした傷みが出やすい。米陸軍のユーティリティ制服OG-107体系の下に着る肌着、あるいは訓練時の表着として使われた一枚である証拠だ。負荷の証だ!
実寸というもう一つの手がかり
袖丈18cmとやや長めの実寸は、同じS表記の中でも個体差があることを教えてくれる。ベトナム戦争期を中心に広く支給された定番品ながら、同じ号数でも縫製ロットによって微妙な違いが出る。個体差がある。
傷みも寸法も、両方が個性
ほつれた脇下と、やや長い袖丈。この二つの情報が組み合わさって、他のどの一枚とも違う個体差を作っている。








