ひとまわり大きな弾薬入れ
約17cm×約12cm×約6cmのナム戦期のコットン製マガジンポーチは、少し異なるサイズで仕立てられた極上品である。
同じ系統の装備でも、用途に応じて複数の寸法が用意されていたことがうかがえる。
サイズ違いが語るもの
同じ名称のポーチでも寸法に幅があるのは、収める弾薬や道具の種類によって使い分けられていたためと考えられる。この大きめのサイズは、より多くの携行量を想定した仕様といえる。
作りと質感
極上品らしい良好な生地の状態が保たれ、綿素材ならではの柔らかさと丈夫さを兼ね備えている。ゆとりのあるサイズに、実用上の工夫が感じられる。
いま、遺産として
寸法の違い一つにも、当時の運用の細やかさが表れている。この一点もまた、ベトナム戦の装備体系を伝える確かな遺産である。









