つなぎという合理性
カバーオール TYPE Iは、上下が一体になった作業着だ。整備作業や機体まわりの仕事など、上下がばらばらでは動きにくい現場のために作られた一着で、フロントはベルクロで開閉する構造になっている。
ボタンより早く開閉でき、油汚れの多い手でも扱いやすいのがベルクロ留めの利点だ。
寸法が語る体格
実測では身幅約44cm、袖丈約56cm、股下約65cm、着丈約150cmという数字が残る。上下つなぎならではの着丈の長さが、この一着の性格を物語っている。
作りと質感
中古品としての着用感はあるが、フロントベルクロの開閉機構をはじめ、つなぎとしての基本構造はしっかり保たれている。動きやすさを最優先にした無駄のない裁断だ。
いま、遺産として
作業服として実用するもよし、一体型ワークウェアという被服の一分野を伝える資料として残すもよしの一着だ。












