対をなす一枚
先に紹介した15 1/2-33サイズと寸法まで一致する、もう一枚のUSMCカーキードレスシャツ。肩幅約44cm、身幅約54cm、袖丈約61cm、身丈約82cmという実寸まで重なる、いわば双子のような一着である。
同じ規格が複数残る意味
同一サイズの個体が複数現存しているのは、量産された既製服だからこそ。当時、同じ体格の隊員が何人もいて、同じ規格のシャツが繰り返し発注・支給されていたことを物語る。
作りと質感
生地の色褪せ方やボタンの摩耗にわずかな違いはあるが、基本の裁断とカーキ色の風合いは共通している。礼服の下で使われる実用品らしい、飾らない作りだ。
いま、遺産として
同じ規格の一枚が並ぶことで、かえって『支給品』という存在の本質が見えてくる。個々の物語は違えど、同じ型紙から生まれた兄弟のような一着である。







