分断の線が語るもの
DMZ(非武装地帯)鉄条網 朝鮮戦争机上プレートは、実際に非武装地帯を囲んでいた鉄条網の一部を組み込んだ記念プレートである。シリアル番号が付された実物として、朝鮮戦争にまつわる歴史的な資料の性格を持つ。
机上に置くことを前提としたプレート形状に、鉄条網の断片がそのまま封入されている。
境界線を形作った鉄
非武装地帯は朝鮮戦争休戦後に設けられた緩衝地帯であり、その境界を物理的に示していたのが鉄条網である。長きにわたり南北を隔ててきたこの鉄線は、単なる資材ではなく、分断そのものを体現する存在として扱われてきた。
作りと質感
シリアル番号が付されていることから、記念品として一定の管理のもとで製作・頒布されたことがうかがえる。鉄条網特有の刺と錆びた質感が、プレートの中でそのままの姿で残されている。
いま、遺産として
境界を隔て続けた鉄条網の断片は、今は一枚のプレートとして歴史を語る役目を担っている。手のひらに収まる小さな鉄片が、朝鮮戦争という大きな出来事の記憶を静かに繋いでいる。




