「ナム戦」の刻印は、伊達じゃない。
US NAM戦 M-56 OD コットン スコップカバー——伊達じゃない刻印だ。中古品で約25cm×18.5cm×5cm。M1956個人装備システムに属する、折り畳みシャベル用のキャンバスカバーである。
OD色という規格
OD(オリーブドラブ)は米軍の被服・装備を象徴する色だ。単なる緑ではなく規格化された色番号を持つ。この時代の装備は、被服から装備品まで一貫してこのOD色で統一されていた。色まで、規律だった。
ベトナムの泥に耐える
モンスーン気候の泥とジャングルの湿気の中で、厚手のコットンダック地は摩耗と湿気に耐える丈夫さを発揮した。金具のフックだけでベルトに脱着できる構造は、行軍中の素早い着脱を可能にしている。
「ナム戦」という記録
「ナム戦」の呼び名は、それがベトナム戦争当時に実際に使われた個体であることを示す市場での通称だ。単なる年代不明の放出品とは一線を画す——来歴のはっきりした一枚である。








