同じ形のまま、生地だけが変わっていった。
US E-TOOLスコップカバー——中身は違えど、形は同じ。中古品で約24cm×19cm×5cm。折り畳みシャベルのキャリアという用途は変わらなくても、世代によって生地や金具の仕様が少しずつ違うのが面白い。
キャンバスからナイロンへ
1970年代、米軍の個人装備はM1956のコットンキャンバス系から、ALICE(オールパーパス・ライトウェイト・インディビジュアル・キャリング・イクイップメント)のナイロン系へと世代交代していく。E-TOOLカバーもこの流れの中で素材と縫製が更新されていった。
フック金具の仕組み
背面には二つの金具フックが付き、ベルトのアイレットに引っ掛けるだけで固定できる。工具を使わず着脱できる設計は、戦場での実用性を第一に考えた結果だ。
地味だが数が語る事実
派手さのない一品だが、こうしたカバーが大量に放出されている事実そのものが——E-TOOLがいかに標準装備として広く行き渡っていたかを物語っている。







