弾切れを防ぐ、たった一つの箱
軽い。薄い。だが、これが無いと戦えない。このPOCKET AMMUNITION MAGAZINE ポーチは、予備の弾倉を体に固定しておくための小さな箱にすぎない。だが約15cm×約7cm×約2cmというサイズの中に、装備思想の合理性がぎっしり詰まっている。
ALICEという規格の子
1973年、米陸軍はALICE(All-purpose Lightweight Individual Carrying Equipment)という携行装備システムを採用した。ベルトやサスペンダーに金具一つで着脱できるこの規格は、以後数十年にわたり装備の標準であり続けた〜。マガジンポーチもその系譜の一つで、中に収める弾倉、たとえばM16系のSTANAGマガジンの寸法に合わせてサイズが割り出されている。
作りと質感
新品・未使用のため、フラップのベルクロも生地の張りも当時のまま。厚手のコットン地に補強縫いが入り、汗や雨を吸っても型崩れしにくい(実物)らしい丈夫さがある。
荷物は増えるが、選択肢も増える
弾倉を一本余分に持てるかどうかが、交戦の長さを左右する。飾り気のない箱だが、そこに込められた合理性は今見ても古びない。それだけの、小さな一点。







