点の集合が、線より強い理由。
デジタル迷彩 マガジンポーチ、新品。約18cm×約8cm×約2.5cm。柄そのものより先に、その発想が革新的だった装備の一つだ。
ピクセルという発明
従来の迷彩は滑らかな曲線で描かれていたが、デジタル迷彩は小さな正方形の集合——ピクセル——で柄を構成する。遠目にはより自然な階調のぼけを生み、近距離では逆に輪郭を崩す効果があるとされた。世界で初めてこの方式を制式採用したのはカナダ軍のCADPAT(1997年)。米軍では2002年に海兵隊がMARPATを、2004年には陸軍がUCP(通称ACU柄)を導入し、一気に主流になった。
軍種で違う点の形
海兵隊のMARPATと陸軍のUCPは、どちらもピクセル柄だが点の大きさも配色も別物。同じデジタル迷彩という括りでも、軍種ごとに独自の柄を持っていたのがこの時代の特徴だ。
短い全盛期
UCPは灰色がかった配色が逆に目立つと批判され、2015年には後継柄に道を譲った。全盛期は意外と短かった。




