頬の両側に丸い目——それがM17の見分け方だ。
US M17 ガスマスク——独特の顔つきだ。中古品でサイズ約25cm×35cm、小傷あり。1959年に制式化された米軍の防護マスクで、ベトナム戦争期を通じて標準の化学防護装備であり続けた。息苦しさも、装備の一部だった。
左右の頬に配された濾過器
それ以前のM9系マスクは正面に大きなキャニスターを一つ配置する構造だった。M17は左右の頬の位置に小型の濾過器を二つ内蔵する方式へと変わった。正面の視界を妨げず、匍匐姿勢でも邪魔になりにくい配置である。
丸い目のシルエット
左右対称の大きなレンズと頬の膨らみが生む独特の顔つきは、他国のガスマスクとも一線を画す。この形状ゆえに、当時の写真や映像でひと目でM17と識別できる。
1980年代まで現役
M17系は改良を重ねながら1980年代までアメリカ軍の標準であり続け、のちにM40シリーズへと世代交代していく。四半世紀近く使われ続けたという事実だけでも、その完成度の高さが分かる。









