空の弾倉は、経験を語らない。
M4/M16 マガジン、中古良品。品番CH-0889。5.56mmNATO弾を装填するアルミ製のSTANAGマガジンで、M16系列とM4カービンの両方に共通して使えるのがこの規格の強みだ。
20発から30発へ
1964年に米空軍が先行採用し、1967年には陸軍もM16A1として制式化。当初は20発仕様が主流だったが、ベトナムでの実戦経験から30発仕様への切り替えが進んだ——弾切れの恐怖が装弾数を押し上げた形だ。
軽さの代償
旧来の鋼鉄製マガジンに比べ、アルミボディは大幅に軽い。だが初期のM16はクロムメッキ処理されたチャンバーを持たず、清掃キットの支給も不十分だった。ジャングルの湿気の中で作動不良が頻発した過去は、当時公聴会でも問題視された。
映像に刻まれた形
『プラトーン』『フルメタル・ジャケット』——この細長いカーブを描くマガジンを構えたショットを、一度は見たことがあるはずだ。バネと給弾機構だけの単純な部品ほど、当たり外れが如実に出る。





