紙一枚を挟むためだけに、頑丈すぎるほどの作りだ。
US クリップボードは、米陸軍基地や野戦の事務仕事を支えた地味だが欠かせない備品だ。人員点呼、物資受領、整備記録——紙に何かを書き留める作業が発生する限り、どんな部署にも必ず一枚は転がっていた道具である!
アルミ板とバネ金具
多くの軍用クリップボードは軽量なアルミ板をベースに、強めのバネ金具でクリップ部を固定する構造をとる。無骨な作りだ。屋外の風でめくれる紙を押さえ込む力は、事務用品というより工具に近い頑丈さだ。
半世紀変わらない道具
1940年代から1980年代にかけての後方支援の現場から現在に至るまで、この手のクリップボードは基本構造をほとんど変えていない。派手な進化のしようがない道具ほど、逆に息が長い。今回は未使用の新品入荷で、当時のまま倉庫に眠っていた一枚だ。
記録という仕事の証人
誰の手にも渡らなかった新品だからこそ、逆に想像が膨らむ。もし使われていたら、そこにはどんな数字や名前が書き込まれていただろう。














