闇の中で信頼された、たった一つの角度。
MX-991/U——米軍アングルヘッド・フラッシュライトの代表的な型番だ。1940年代のTL-122シリーズの設計を引き継ぎ、1950年代以降は朝鮮戦争からベトナム戦争、その先まで数十年にわたり調達され続けた息の長い装備である。
レンズキャップの中の色
先端のキャップをひねると、赤・青・アンバーのカラーフィルターに切り替わる。赤は夜間の暗視能力を保ったまま地図を読むため、アンバーは信号代わり。単2電池2本で駆動する簡素な仕組みだ。
斜めに首を振る理由
本体に対してヘッドが約90度近く傾いているのは伊達ではない。胸のハーネスやベルトに引っ掛けたまま点灯できるよう考えられた角度で、両手がふさがっていても足元を照らせる。夜間行動を前提にした実戦仕様だ。
複数メーカーが手がけた定番品
フルトン・インダストリーズをはじめ複数の軍需メーカーが製造を請け負い、規格だけが厳格に統一されていた。今もサープラス市場で頻繁に見かけるのは、それだけ長く、大量に作られ続けた証だろう!












