気配を消すための布
カモフラージュネットは、車両や陣地の輪郭を崩し、上空や周囲からの視認を困難にするための偽装資材である。約160cm×約30cmの補修材が5枚入ったこのセットは、既存のネットの破損箇所を継ぎ足すために用意されたものだ。
広範囲を覆うネットは経年で傷みやすく、こうした補修材によって使用寿命を延ばす運用がなされていた。
見つからないための工夫
偽装は、装備そのものの性能とは別の次元で戦場での生存性を左右する要素である。ネットの網目や色合いは、周囲の植生に溶け込むよう考え抜かれており、補修材もその効果を損なわないよう作られている。
作りと質感
未使用の補修材として保管されてきたため、網目の状態や色合いも当時のまま残されている。
いま、遺産として
姿を隠すという地味だが重要な任務を支えた資材として、今にその役割を伝えている。






