一度も車体を知らないまま、40年が過ぎた。
新品。それがこの米軍車両マーカーの最大の見どころだ。放出品としては珍しい未使用状態のまま残っている一点で、約4cm×約11.5cm×約1cmの細長い形状は、1985年に米陸軍が採用したHMMWV(ハマー・ハンビー)への装着を前提に作られたものである。
デッドストックという幸運
役目を果たせないまま、40年近くが過ぎた。予備部品として倉庫にストックされていたのか、経緯は定かではないが、車両に取り付けられて初めて意味を持つはずの部品が、その機会を一度も持たなかった。実戦での摩耗を経ていない分、当時の規格をそのまま今に伝えるデッドストック品というわけだ。
作りと質感
無駄のないサイズだ。細長い形状は取り付け箇所を選ぶための設計で、新品ならではの角の鋭さやレンズの透明感が、量産部品としての精度をはっきりと感じさせてくれる。
使われなかったからこその価値
車体に取り付けられることのなかったこの部品。使われなかったからこそ、当時のままの姿を保っている——実用品でありながら、資料としての価値を静かに帯びた一点だ!







