弾を運ぶだけの、小さな仕事道具。
小型カートリッジポーチの中古品。ベルトに通して携行する、小ぶりな弾薬入れだ。
ポーチという名の分業
大型のマガジンポーチが弾倉をまとめて運ぶのに対し、こうした小型ポーチは実包やクリップを少量だけ機動的に携行する役割を担ってきた。米陸軍の装備体系でもベルトの隙間を埋めるように配置されるのが定番で、拳銃弾から小銃用のクリップまで、中身の自由度が高いのもこの手のポーチの特徴と言える。
キャンバスとスナップの組み合わせ
綿製のキャンバス地に真鍮のスナップボタン——この組み合わせは第二次大戦(1939〜45年)の頃から変わらず、湿気にも土埃にも強い。後年のALICEシステムでも同様の小型ポーチが踏襲されている。
小さいがゆえの希少さ
大型ポーチほど数は出回らない。生産数そのものが少なく、地味な分だけ状態の良い個体はむしろ見つけにくい。棚の隅に転がっているようなポーチほど、実は補充のきかない一点物だったりする。






