倉庫から棚まで、まだ道半ばの一品。
現物はある。名前がまだ無い。CH-0970、小物・雑貨/その他 放出品という括りで管理している段階だ。実物を手に取ってからネットの記録に反映するまでには、実はそれなりの時間差がある。
入荷から公開までの距離
コンテナで届いた品を検品し、番号を振り、写真を撮り、分かる範囲の情報を調べる——この一連の作業は一点あたり数分では終わらない。数百・数千という物量を前にすると、CH-0970のような品は列の後ろに回されがちになる。
後回しは軽視ではない
後回しにしているのは軽視しているからではなく、むしろ逆だ。適当な説明を先に付けてしまう方が、よほど乱暴なやり方である。時間をかける分だけ、正確さを優先している。
順番はいずれ回ってくる
今は番号だけの姿だが、いずれ調べがつく日も来るだろう。それまでは、この状態自体が記録である。棚の隅で番号札だけを付けて座っている一品〜そういう時間もまた、放出品の歴史の一部だと思っている。




