もう一点のダックハンターカモ
同じくダックハンターカモ柄のカバーが付いたM1スチールヘルメット。この迷彩は当初、海兵隊の偵察隊や狙撃手への限定支給から始まり、陸軍司令マッカーサーの直接オーダーによって一般の海兵師団向けへと支給が拡大していった経緯を持つ。
自作から制式へ
海兵隊強襲部隊(レイダース)はカーキのシャツを黒染めしたり、M1941ユーティリティコートに直接ペンキで迷彩を描いたりと、自作で迷彩服を作り実戦に投入していた時期があった。そこに陸軍のM1942ジャングルワンピースが導入されるが、生地が厚く熱帯では蒸し暑い上、ワンピース構造ゆえの不便さから評判は芳しくなかったという。
作りと質感
そうした試行錯誤の先に定着したのが、このリバーシブル仕様のヘルメットカバーだ。中古品として当時の柄と形状を保っている。
いま、遺産として
失敗と改良を重ねた末に完成した迷彩装備の到達点として、今もその柄を見ることができる。



