帯とバックル、揃った状態。
ドレスベルト、新品。長さ約104cm・幅約3cm。バックル・先端金具を含めた、礼装ベルトとして完結した状態の一式である。
検査で光る真鍮
GIの礼装点検では、バックルの真鍮を磨き上げているかどうかが細かくチェックされた。金属磨き剤で光沢を出す手入れは、兵士にとって地味だが避けて通れない日課だったという話がよく語られる——磨きの甘さは、そのまま評価の甘さになった。
開放式バックルという形式
1950年代半ばに制式化されたアーミーグリーン制服の礼装で使われた、帯を通してから留め具を折り返す「オープンフェイス」式のバックル——装飾性より着脱の速さと着崩れにくさを優先した実用設計である。米陸軍らしい、飾らない機能美だ。
一式で残る価値
帯とバックルが分かれてしまえば片方の記録にしかならない。一式のまま残ったこの新品は、それだけで少し珍しい——欠けやすい組み合わせほど、揃っていることに価値が出る。





