111cm、最も小柄な一本
フック付きのコットン製ベルト、実物。長さ約111cm、幅約3cmと、同系統の中では小柄なサイズにあたる一本だ。数字が小さいだけの理由がある。
小さな数字が語るもの
111cmという寸法は、同じラインの中でも最も短い部類に入る——体格の小さな米陸軍兵士、あるいは装備を最小限に絞った編成向けに用意された一本だったのだろう。M1936ピストルベルトを源流とするこの系統は、長さ違いで複数のサイズが並行して支給されてきた。
コットンという選択
ナイロンが主流になる前の時代、装備ベルトの多くはコットンウェビングで作られていた。丈夫さでは劣らないが、湿気を吸うと重くなる性質もあり、素材の変遷そのものが装備史の一部になっている。
規格に宿る配慮
小ぶりながら実物としての存在感は十分。装備全体を陰で支えた一本として、規格化の細やかさを今に伝えている!





