毎日着る、という強さ
新品、未使用。Flying Cross製のオフィシャルシャツで、米空軍の兵士が基地内勤務や事務仕事の合間に日常的に着ていた一枚だ。フライトスーツとは違い、あくまで普段着としての制服にあたる。サイズMは肩幅45cm、身幅51cm、袖丈25cm、身丈84cmという寸法で仕立てられている(実測)。
制服という仕事道具
空を飛ぶ日ばかりではない。米空軍の兵士の大半は、コックピットよりもデスクや格納庫で過ごす時間の方が長い。そうした日常を支えたのが、こうした支給制服だった。派手さはない。耐久性と手入れのしやすさを最優先に設計された実用衣料である。
Flying Crossという供給元
米軍や警察・消防向けの制服を長年手掛けてきたのがFlying Cross社だ。実戦装備とは違い、規律と統一感を重んじる制服づくりに特化してきたメーカーで、縫製の丁寧さと色落ちのしにくさに定評がある。
未使用のまま残った理由
支給されたものの一度も着られなかった一枚は、決して珍しくない。理由は分からない。サイズが合わなかったのか、任期が先に終わったのか——当時の生地感が、そのまま今に伝わっている。









