千番台に入った、まだ調査中の一品。
CH-1015。桁が一つ増えた在庫コードだ。分類は小物・雑貨/その他 放出品のまま。番号だけを見ても、これがどんな品かは分からない——それが正直なところである。
千点を超えて分かること
管理番号がここまで四桁に届くと、扱ってきた放出品の量そのものが見えてくる。被服、装備、資料、そして名前の付けようがない小物まで、種類も程度もばらばらのまま千点を超えて積み上がってきた。CH-1015はその延長線上にある一つに過ぎない。
量が質を裏切らないために
数をこなすほど、一点への丁寧さが落ちる危険は常にある。だからこそ、書けることと書けないことの線引きだけは崩さないようにしている。曖昧な断定より、正直な保留を選ぶ——これも一つの誠実さの形だ。
まだ途中の記録
この一品にとって、今日はまだ通過点に過ぎない。名前が付く日を待っている。



