約62cm、頭に触れていた側の記録。
ヘルメットライナー 中古品。実測約62cm。M1ヘルメットの内側に収まる樹脂製シェルで、鋼鉄の外殻より先に頭部へ触れていたのはこのライナーだ。汗染みや擦れが、実際に使われた記録として残る。
軽さと衝撃吸収の両立
米陸軍が求めたのは、鋼鉄シェルの防弾性能とライナーの快適性を両立させることだった。ガラス繊維強化樹脂は軽く成形しやすい上、内部に調整バンドを仕込める柔軟さがある。金属では真似できない設計だ。
サイズが語る個体差
約62cmという内周は、実際に被っていた兵士の頭のサイズに合わせて微調整された跡と見ていい。同じ型番でも一つひとつ数字が違うのは、量産品でありながら個別に使われた証拠でもある!
シェルより先に語るもの
表に出るのは常に鋼鉄の鉄帽の方だ。だが、実際に人を守っていたのはこの樹脂の内殻だった。1985年にPASGTヘルメットへ切り替わるまで、この構造は米軍全体の標準であり続けた——地味な部品ほど、記録として残す意味は大きい。







