コックピットの重圧を、丸ごと受け止めた頭部装備。
HGU-55/P飛行ヘルメットとMBU-12/P酸素マスクのセットで、ジャンク品として状態そのままに残された一点である。使用感、ひび割れ。実際に運用されていた痕跡が生々しい!
HGU-55/Pという到達点
HGU-55/Pは米軍で広く採用された飛行ヘルメットだ。高高度・高速飛行下でのパイロットの頭部保護と通信機能を兼ね備えた装備で、それ以前の世代のヘルメットに比べ軽量化と快適性が高められ、長時間のフライトでも頭部への負担を抑える設計になっている。
酸素マスクとの一体運用
MBU-12/Pはヘルメットと組み合わせて初めて機能する酸素マスクで、高高度での酸素供給とマイク機能を担う。マスク単体では意味を持たず、コックピットという極限環境の中で常にセットとして扱われてきた装備だ。
壊れているからこそ見える構造
ひび割れやダメージはあるものの、外形やパーツ構成はそのまま確認できる。むしろどこが弱点になるのかを教えてくれる、資料としては雄弁な一点だ——傷こそが最良の説明書になることもある。


















