約4cm四方、されどベルトの要。
ベルトバックル 中古良品。約4cm×約4cmという小さな金具だが、米軍のウェブベルトの中では要となる部品だ。M-1956・M-1967といった個人装備システム(LBE)のピストルベルトに使われていたタイプの留め具である。
なぜここまで単純な作りか
米陸軍のウェブベルトは、戦闘中に片手でも素早く着脱できることを前提に設計されてきた。バックル機構がシンプルなのは手抜きではなく実戦の要求そのもの。装備一式を背負ったまま、暗闇でも手探りで扱えなければ意味がないのだ!
真鍮か、鋼か
この年代のバックルは真鍮(ブラス)製と鋼製の両方が流通していた。真鍮は経年で独特のくすんだ光沢を帯び、鋼製は使用による細かな擦り傷が味になる——複製品ではこの自然な経年変化を再現しにくい。
小さな部品が語る世代
単体では地味な小物だ。だが、バックルの形一つでM-1956系かM-1967系か、おおよその世代が判別できる。ミリタリー収集の面白さは、こういう小さな部品にこそ宿る。





