封を切られぬまま、何十年も出番を待った一つ。
未開封パックの包帯。個包装のまま、一度も開けられずに残った品だ。米陸軍の応急包帯は衛生管理のため密閉パッケージで個別包装され、必要になるその瞬間まで清潔さを保つよう作られている。この方式は1940年代の第二次世界大戦から今日まで基本的に変わっていない。
密封の理由
傷口に直接当てる以上、包帯は無菌に近い状態で保たれねばならない。ベトナム戦争のような高温多湿の戦域でこそ、防水・防湿のパッケージは中身を守る最後の砦になった!
開けずに眠った時間
配備先が決まらないまま倉庫で数十年眠り続けた品もある。この一つも、そうした未使用在庫の一つだったのだろう〜出番のなさは、ある意味で幸運の記録だ。使われなかった一つ一つが、誰かの無事の裏返しでもある。
封を見る価値
使われなかったからこそ、当時のパッケージ表記や封の作りをそのまま観察できる——それもコレクションとしての面白さだ。






