ベルトひとつに水・弾・工具をぶら下げる、歩兵装具の完成形
緑の芝の上に広げられたこの一式を見れば、米兵が腰まわりに何を吊るして戦場を歩いていたかが一目でわかる。中心になるのはピストルベルトで、そこにキャンティーン(水筒)、グレネードポーチ、ダンプポーチといった実戦装具を組み合わせた12点セットだ。
ベルトを軸にした拡張式の発想
米軍のLC-1/LC-2系装備は、ベルト自体にアイレット(通し穴)が並び、そこにポーチやサスペンダーをアリゲータークリップで着脱する仕組みになっている。任務に応じて弾倉ポーチを増やしたり、逆に身軽にしたりと、必要な分だけ持てるのが利点。今回のセットもグレネードポーチが2個含まれ、手榴弾や信号弾など複数の携行品に対応できる構成になっている。
1960年代のキャンティーンが物語るもの
付属のキャンティーンには「1969年式」の記載があり、キャップは新型に交換されているという説明が添えられている。キャンティーンカバーは1968年製とさらに古く、ベトナム戦争期から続く米軍野戦装備の系譜を感じさせる。プラスチック製の水筒本体は割れにくく軽量で、この形状は今も後継モデルに受け継がれている。
付属小物までまとめて
ステンレス製のキャンティーンカップと湯沸し台があれば、その場で温かい飲み物を用意できる。オメガカラビナは装備の吊り下げや簡易的な結着に重宝する小物で、地味ながら現場では出番の多いパーツだ。ベルトからカラビナまで、一通りの野戦生活を再現できる構成になっている。






