軍靴ブランドの老舗が仕立てる、黒く磨き上げられた実用靴。
タンに縫い付けられた筆記体のロゴ「Corcoran」。米国のブーツメーカーとして長い歴史を持つブランドで、パラシュート部隊のジャンプブーツをはじめ、軍・警察向けの編み上げブーツを数多く手がけてきた。今回の一足は品番#1955、サイズ6M(日本サイズ24cm相当)の黒革コンバットブーツになる。
タグに残る仕様表記
インソール裏のタグには「GENUINE LEATHER UPPER, BALANCE MAN-MADE MATERIALS」の表記。アッパーは本革を主体としつつ、一部に合成素材を組み合わせたバランス型の構成であることがわかる。実用靴として耐久性とコストのバランスを取った、量産期らしい仕様だ。
編み上げとつま先の作り
履き口はクッション性のあるパッド入り、シューレース(靴紐)は複数のハトメで足首までしっかり固定できる編み上げ式。ソールは放射状に刻まれたラグパターンで、グリップ力と耐摩耗性を両立させる意匠になっている。実際に履き込まれた形跡が、ソールの摩耗にも表れている。
黒という色が持つ意味
米軍のコンバットブーツは時代とともに黒からデザートタン系へと主流が移っていったが、黒のブーツは今なお警備・警察系の制服や、旧世代のドレス系ユニフォームと組み合わせる定番の存在。実用一辺倒の道具でありながら、履くシーンを選ばない汎用性の高さも黒ブーツの強みと言える。







