1967年から変わらず作り続けられている、ジャングル仕様の一足。
茶色の段ボール箱に大きく描かれた「McRae Footwear」のロゴ。箱の側面には「MANUFACTURING COMBAT BOOTS IN THE USA SINCE 1967」の一文があり、1967年の創業以来コンバットブーツを作り続けてきたメーカーであることがわかる。中身はキャンバスとスウェードを組み合わせた、いわゆる「ジャングルブーツ」だ。
タグが示す正式名称
付属のインストラクションタグには「BOOTS, HOT WEATHER」「INSTRUCTION TAG (FOR TYPE II)」の表記。ベトナム戦争期に確立された高温多湿地域向けのブーツ規格「タイプII」を継承した製品であることが読み取れる。サイズ展開の一覧まで印刷されており、官給品らしい細やかな仕様書になっている。
パナマソールという発明
ソールを見ると、木の葉やクレバス状の溝を組み合わせた独特のパターンが刻まれている。「パナマソール」と呼ばれるこの意匠は、泥や湿った土をソールに詰まらせず自然に排出する設計。ジャングルの泥濘地でも滑りにくく、歩きやすさを保つための知恵が詰まっている。
キャンバスとスウェードの組み合わせ
アッパーの多くをナイロン系のキャンバス地が占め、つま先と踵まわりだけをスウェードレザーで補強する構成は、通気性と速乾性を優先したジャングルブーツならではの設計。高温多湿の環境でも蒸れにくく、水を含んでも乾きが早い。半世紀以上前に確立された形が、今なお現役の規格として作り続けられている理由がここにある。







