車のシガーソケットから伸びる、手のひらサイズの探照灯。
丸いリールケースにコードを巻き取れる、握りグリップ式のハンドスポットライトです。先端にはシガーライター用のプラグが付き、車両のソケットに差し込むだけで使える簡易照明。停車中に足元や標識を照らす用途で重宝された道具です。
リール式コードの合理性
本体のケースはそのままコードリールになっていて、使い終わればくるくる巻き戻して収納できます。約2.5メートルという長さは、車内から降りずに車体周りを照らすにはちょうどよい距離。赤黒2本の配線がそのまま露出しているのも、当時の簡素な電装品らしい作りです。
反射鏡とバルブがむき出しの状態
ヘッド部分のカバーは開いた状態で、中の反射板とバルブが直接見える構造。経年でハウジングは傷み、通電の確認は取れていない「ジャンク」扱いですが、金属反射鏡や握りのグリップ感触など、実物ならではのディテールは十分に楽しめます。
整備工具としての面影
グリップ部分のスイッチや金属の縁取りには、長年手荒に使われた跡が刻まれています。修理・整備・夜間の見回りなど、現場仕事の相棒として酷使された一台なのでしょう。動作品としてではなく、当時の装備をそのまま伝える資料として手元に置きたい一品です。







