表地とライナー、二枚重ねで冬を越した米陸軍の定番。
オリーブドラブのM-1943フィールドジャケットと、ボア地のライナーが一組になった34Rサイズの一式です。前立てにはボタンが並び、胸には蓋付きのポケットが左右に。ライナーは表地の内側に着込む形で、寒さの厳しい季節に重宝する組み合わせです。
第二次大戦から続く系譜の始まり
M-1943は、それまでの複数レイヤーの防寒体系を見直し「表地+着脱式ライナー」という合理的な発想を初めて採り入れた米陸軍のフィールドジャケットです。この設計思想はのちのM-51、M-65へと受け継がれていくため、後継モデルの原点とも言える存在です。
内側に残るケアラベル
襟を開くと、洗濯方法などを記したケアタグが縫い付けられているのが見えます。経年で文字はかすれていますが、支給品としての管理情報がきちんと付いていたことがわかる、当時のままの資料的な部分です。
ライナーのボア地が伝える防寒性
セットのライナーは内側にボア状の起毛素材を張った作りで、体温をしっかり閉じ込める設計。表地と組み合わせることで、屋外での長時間の待機や行軍にも耐えられる防寒着として機能しました。二枚セットで揃っている状態は、単品よりも当時の運用イメージをつかみやすい貴重な組み合わせです。






