燃えない繊維で編まれた、コクピットのつなぎ服。
タン色のワンピース型つなぎ、CWU-27/Pフライトスーツです。前面には縦に大きなジッパー、胸元にはネームタグやスコードロンパッチを付けるためのベルクロパッチ、腿にはジップ付きの物入れが左右に配置されています。サイズは40S、TYPE1 CLASS2表記の一着です。
難燃繊維が守るコクピットの安全
内側のタグには「META-ARAMID・PARA-ARAMID・CONDUCTIVE FIBER」の混紡率が記されています。これはノーメックスに代表される難燃繊維で、コクピット内での火災や静電気の発生から搭乗員を守るための素材。飛行服がただの作業着ではなく、安全装備そのものであることを物語る表示です。
多数のポケットが語る任務の多さ
胸、腿、袖と、フライトスーツには実に多くのポケットが配置されています。地図やチェックリスト、無線機、救難用具など、コクピット内外で必要になる小物を機能ごとに振り分けて携行できるよう考え抜かれた設計で、パイロットの動線を妨げない配置になっています。
ジッパーとタグに残る当時の刻印
ジッパーの引手には製造メーカーの刻印、襟裏には検査番号やサイズ表記が残ります。着用による使用感はありますが、ジッパーの動きや縫製は良好で、コレクションとしてはもちろん、実際に袖を通せる状態を保っています。






