葉っぱの形に裁たれた布片が、影と光を崩して姿を消す——古典的で今も現役の偽装術。
ブルーシートの上に広げると、緑と茶がまだらに散った布片が編み目のネットに無数に結び付けられているのが分かる。この一枚一枚が「ガーニッシュ」と呼ばれる細工で、光の反射と輪郭線を乱し、遠目に人や物の形を溶かしてしまうのが偽装網の役目だ。
戦場を歩いてきた道具
カモフラージュネットの発想自体は第一次大戦の塹壕戦まで遡る古典的な装備で、この個体は「旧タイプ」と呼ばれる世代のもの。素材や織り方は改良が重ねられてきたが、基本構造は今も変わらない。車両や陣地に被せて上空からの視認を防いだり、狙撃手が身を隠すギリースーツの土台として使われたりと、使い道は幅広い。
大判ゆえの自由度
約8.5m×7mというサイズはかなりの大判で、ハサミを入れて好きな大きさに裁断できるのも実用面での強み。ギリースーツの生地取りはもちろん、庭先の日除けやガレージの目隠しに転用する使い方も定番だ。
見どころ
新品ならではの色の鮮やかさと、結び目の丁寧な仕事ぶりに注目したい。広げるだけでも独特の存在感がある一枚。







