バルブを開けば自ら膨らむ、野営の寝心地を変えた発明品。
表面に波打つステッチの模様は、内部にウレタンフォームを封入した自己膨張式マットの証。これは米軍が正式採用したCascade Designs社「Therm-A-Rest」ブランドのセルフインフレート式スリーピングパッドで、縫い付けられたラベルには型番やNSNナンバーまで細かく記されている。
バルブひとつで完結する仕組み
使い方はいたって簡単で、隅にあるバルブを開けるだけ。内部フォームの復元力が空気を吸い込み、数分もすれば自然と膨らんでいく。就寝前にわざわざ口で膨らませる手間がなく、撤収時もバルブを開けて丸めれば空気が抜けていく合理的な設計だ。
民生品にも波及した技術
この自己膨張の仕組みは元々アウトドア用品として開発されたものだが、耐久性と携帯性の高さから米軍にも正式採用され、以来ビバーク時の必需品として長く使われてきた。今ではキャンプ用マットの定番として、アウトドアショップでも同系統の製品を見かける。
見どころ
175×52×2.5cmというサイズは携行性と寝心地のバランスが良く、実際に軍で使われた個体ならではの型番タグも見どころのひとつ。






